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ごあいさつ

ご挨拶

 平成20年度の釧路弁護士会の会長に就任しました斉藤道俊です。
 釧路弁護士会の会員数は現在50名です。釧路市に20名、帯広市に20名、北見市に6名、網走市に2名、根室市に1名、中標津町に1名となっております。
 司法修習50期以降(登録11年以内)の若く働き盛りの会員が過半数の28名を占めるという全国一初々しい会であります。過去10年間で28名の増加(増加率123%)は全国一です。
 当会としましては、今後も、住民の法的ニーズに応えるためには、さらに、どこの地域にどれだけの弁護士が必要か、法律相談の体制はどうあるべきか等について、議論と実践を行い、弁護士過疎問題に取り組んで行きたいと思います。
 その際の弁護士確保に当っては、「道弁連」すずらん基金を始め、「日弁連」ひまわり基金や過疎偏在解消経済的支援策、そして「法テラス」スタッフ弁護士等の多様な仕組みのお世話になりたいと考えています。
 さて、弁護士会は司法の一翼を担うとともに、在野法曹として市民に最も近い存在であります。近時、憲法改正問題、取調べ可視化問題、少年法改正問題、高金利問題等々、市民とともに考え行動していかなければならない課題が次々と押し寄せています。特に、来年5月から開始される裁判員制度が「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の鉄則に従って適切に運用されるには市民の方々に対する弁護士、弁護士会の積極的な働きかけにかかっていると言っても過言ではありません。
 当会としましては、格段にアップした人的パワーを活かして、裁判員制度の成功に向けて、刑法や刑事裁判の仕組みについての市民向けのわかりやすい講座を実施することにしました。また、広大な管内に、裁判員裁判を行う裁判所が本庁である釧路地方裁判所しかないということは、被疑者被告人の防御権を弱めるものであるとともに、北網や十勝の住民が裁判員として参加する上で過大な負担を負わせるものでもあります。裁判所に対し、今後とも北見支部、帯広支部での裁判員裁判の実施を求めていきたいと考えています。
 また、地域の司法は弁護士会の努力だけでは機能しません。裁判所支部や簡易裁判所の機能の強化等についても提言を行っていきたいと考えています。
 幸い、会務経験の豊かな那知 哲会員と若いながら実力十分の久保田庸央会員に副会長として、しっかり支えていただくことになりましたので、心強い限りです。
 今年一年、よろしくお願いします。