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  VOICE   No.25  

平成17年7月

第2回「明光わくわく探検隊」


第2回「明光わくわく探検隊」【6月19日(日)実施】は「水の旅」と題して、日ごろ私たちが飲んでいる釧路の水道水が、どうやってつくられているのか?水はどこから流れてくるのか?実際に目で見て体験して知ろうという趣旨で、探検をしました。

最初に、愛国浄水場へおじゃましました。本当は、日曜日は施設見学の開放をしていないのですが、わざわざ開放していただき場内を案内していただきました。ご親切、感謝しております。ありがとうございました。<(_ _)>巨大な浄水槽に、コンピュータによる完全管理。「なるほど、釧路の水はこうやってつくられるんだ…」と、一同感心しきりでした。もう、水をムダにできませんね!




釧路湿原と屈斜路湖へ


その後、取水口がある岩保木水門へ行き、「ウチダザリガニ釣り」にチャレンジしました。ヒモにサンマをしばってぶら下げておくと、ウチダザリガニが釣れるんです!この日の釣果は4匹でした。昼食をとって、細岡展望台(大観望)へ。釧路湿原の蛇行が、とっても美しかったです♪何度見ても、感動する景色ですね。

それから、釧路川の源流地点がある屈斜路湖へ向かいました。途中、川湯へ寄って小休止。「壊したら罰金100万円」と書かれたクッシー(?)の置き物が印象的でした。さて、いよいよ釧路川の源流地点に到着です。釧路川のはじまりって、狭いんですよね。あの流れが、釧路湿原を潤し、豊かな生態系をはぐくみ、やがて私たちの飲み水にもなるんですね。考えてみれば、不思議なものです。

その後、和琴半島へ行って(よせばいいのに!)半島を走って一周しました。いやぁ、おじさんは疲れました。それから、まっすぐ塾へ戻って解散。ということで、「水の旅」を終了しました。帰宅して蛇口をひねった時、「あの水がこれなんだな」「大切に使わなきゃ」と思いました。参加した人は、後日みんな同じことを言っていましたね!




第3回「明光わくわく探検隊」


第3回「明光わくわく探検隊」は、「釧路湿原のホタル観察会」【7月16日(土)実施】を行いました。はい、釧路湿原にはホタルがいるんですね!ヘイケボタルという、体長10〜12mmほどの小さなホタルです。午後8時に温根内のビジターセンターの駐車場に集合しました。塾からは、授業終了後に、車3台に分乗して出発しました。過去最多、20名の方のご出席をいただきました。ありがとうございます。\(^o^)/




ホタル発見!


探検開始です。湿原の中の木道(散策路)を進むと…。いたーっ!ハンノキ林の中に、小さく光るホタルを発見!「おぉ〜」「わぁ〜」と、あちこちから歓声が。散策ルートは、距離にして約1kmほどでしょうか?その間、ハンノキ林が密集する所が2か所あるのですが、ホタルはその周辺に多かったです。いやぁ、それにしても美しいものです。

当日は少し霧がかかって、うっすらと月が見えるというおぼろ月夜だったのですが、満天の星空のもとで見るよりも、幻想的で神秘的ではなかったかと思います。ホタルの発生は、その年によってまちまちだそうで、実は内心ドキドキしていたんです。「うーん、いなかったらどうしよう?」と思い、事前にビジターセンターへ電話をかけて教えてもらっていたんです。「今日は、多分出ると思いますよ」とのお言葉通り、たくさんのホタルを見ることができて、ホッと一安心でした。よかったよかった。(~o~)




心が洗われましたね!


一時間ほど、ホタルを観察しながら木道を歩き、駐車場に戻って記念撮影をして現地で解散しました。参加した塾生を家まで送り、「湿原のホタル観察会」を終えました。参加なさったみなさん、釧路湿原のホタルはいかがでしたか?私は、いやぁ〜、感動しました!うっすらとたなびく霧の中に、ほんのりと見え隠れするホタルの光(うーん、詩的な表現。アハハ)なんて、そうそう見られるもんじゃありませんよね♪いいものを見ました。ほこりにまみれた心(笑)が、少し洗われた気がします。この企画は、来年もぜひ行いたいと思います。




感想文なんていりません


子どものころ私は、感想文というやつが嫌いでした。感想文を提出すると、誤字・脱字や文章の誤りを添削されますよね。それはそれで意味があることですが、感想文の内容自体に「点数」をつけてくる先生がいたんですよ。あれは今でも納得いきません(笑)!同じ体験をしても、受け取り方は人によって異なるものです。例えば、同じ釧路湿原へ行ったとして、草木を見て感動する人もいれば、虫を見てキャーキャーさわぐ人もいるわけですから!

というわけで、「明光わくわく探検隊」では、感想文の提出なんかは一切ありません。参加した人が、「何か」感じるところがあれば、それだけで十分ですから。今後も、「80%は楽しんで、20%は『何か』を考えて」といったスタンスで活動して行きたいと思います。「こんな企画をやってみたら?」というご意見・ご要望がおありなら、ぜひ教えてくださいね!インドアでもアウトドアでも、どちらでもオッケーです。卒業生のみなさんも、遠慮しないで参加してくださいね。(^_^)v




セミナーを終えて


今回は、何だか結果報告ばかりですね。さて、先日ご案内させていただきましたセミナー、「働くルール」【労働者の権利と会社の義務を学ぶ】を7月3日(日)に開催しました。北海道新聞に記事にしていただいたこともあり、当日は、30名の定員に対しほぼ満席の中で、社会保険労務士・行政書士としてお話をさせていただきました。塾生とご父母の方にも、多数ご出席いただきました。ありがとうございました。

さて、セミナーの自己採点ですが、100点満点で49点の内容でした。(一斉授業をしていた時、いつも授業終了後に自己採点をしていました。「今日は良い授業ができた」と思えるのが60点で、なかなかそういう日はなかったものです)内容的には、おおむねご好評をいただき、高校生以上の方には、身近な問題としてとらえていただくことができたかと思います。セミナー終了後、2名の方から個別に労働問題に関するご質問もいただきました。




小中学生と高校生が学ぶべきこと


しかし、中学生に向けてのセミナーとなると、やはり、段階を踏んで教えることが必要だと痛感した次第です。まずは、「働く」ということを、できる限り身近な事例を通して理解してもらい、その上で(内容をもう少し煮詰めて)「働くルール」を伝えるべき。同時に、これからの時代を生き抜くために必要な知識を、早い時期から教えるという、講義を体系化・シリーズ化して行う必要性を強く感じました。

具体的には、次のようなものです。@インターネットがこれだけ普及している世の中なので、小学生のころからネット上のマナー、いわゆる「ネチケット」を教えるべき。A同時に、インターネットにひそむ罠やトラブルの事例を、早い時期から具体的に教えるべき。Bモノを売ったり買ったりする、「契約」に関する基本的なルールを教えるべき。Cその上で、悪徳・悪質商法の具体例と、その対処法を教えるべき。D「働く」ということを疑似体験してもらい、世の中にはどんな職業があるかを伝えるべき。E以上を伝えた上で、「働くルール」を教えるべき。Fインターンシップなどを体験したり、働く人の話を聞いたりして、勤労観・職業観を養って行くべき。

以上のようなカリキュラムで、子どもたちに「学校や塾では習わないけれど、勉強よりも大切なこと」(もちろん、この他にも大切なことはたくさんありますが)を伝えて行けるのでは?そう考え直しました。ともあれ、この活動は今後も続けて行きたいと思います。ご支援・ご協力のほど、お願い申し上げます。




夏期講習会だよ(塾生のみなさんへ)


さて、今月末から夏期講習会期間に入ります。「夏を制する者は受験を制する」と言います。特に受験生のみなさんにとっては、この夏のがんばりがホントに重要ですよ!毎年そうだけど、今年も一部、「わかんない」「できない」と言うのが口ぐせになっている塾生がいるよね。でもね、すぐにそういう言葉を口に出すのはどうかな?

あのね、2・3秒考えて答えが出る問題なんて、小学校2年生くらいまでの問題なの。それにね、「わかんない」とか「できない」って口に出したからって、できるようになるわけがないの。成績を伸ばそうと思っているわけでしょ?だったら、まず「考える」ことだよ。暗記が中心の教科だったら、「調べる」こと。できないこと、わからないことが恥ずかしいことじゃないんだ。成績を上げたいと思っているのに、やるべきことに目をそむけていることが恥ずかしいことなんだよ。やる時はやる。ということで、この夏はやるぞっ!気合い入れていくからねっ!