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平成 19年 4月
特別授業の内容です
高校入試直前に、中3生に向けた「特別授業」を行いました。今、自分が彼らに伝えたいこと。それをまとめたら、案の定とってもヘンテコリンな話になってしまいました。今回は、その内容をまとめて書いてみました。「あっ、コイツこんなことを考えているんだ…」「う〜ん、変なヤツだ…」とでも思っていただければ幸いです(笑)。
@世の中のウソ。「働くことはつらく苦しい」
- 世の中のウソ、大人が言うウソにだまされないようにしよう。
- 仕事とは、難しいけれども楽しくてやりがいのあるもの。楽じゃないけど楽しいもの。
- ニートや引きこもりは、世の中のウソ、大人が言うウソ(毒)の被害者。
- 仕事が苦しいのは、真剣に取り組んでいないか向いていないかのどちらか。
- 世の中には無限に近い仕事があり、自分に向いた仕事が必ずある。それを探そう。
- 仕事とは、やればやるほど楽しくなる不思議なもの。そして効率よく自分を高めるもの。
- つらそうな顔をして、イヤイヤ働く大人になってはいけないよ。
- 仕事に真剣に打ち込んでいると、不思議なものでそれが天職になるか、そうじゃなくても、別の天職に必ずめぐり合えるみたいだよ。
A世の中のウソ。「今時の若者は…」
- 若者はいつの時代、どこの国でも批判されるもの。それは期待の裏返しでもある。
- 今の若者は立派である。自信を持とう。例えば、君たちのコミュニケーション能力。上の世代は絶対にかなわない。
- 大人の批判に、卑屈になる必要はない。でも、将来、若者の批判ばかりをする大人になっちゃいけないよ。
- 元気に返事、あいさつをする若者は、それだけで高感度大。
- 青少年犯罪が急増?実はそれも大人のウソ。
B「卵」を懐に抱え、温め続けよう。
- やりたいこと、やれそうなことの卵を見つけよう。人に言う必要はないし、卵の数はいくつでもかまわない。
- いくつかの卵を温め続ければ、時期が来たならそのうちのどれかが必ず孵化するもの。
- やりたいこと、やれそうなことが分からなければ、消去法で考えてみるといいよ。
- これは絶対にやりたくない。これは自分には向いていない。と消していけば、残ったものに大きな可能性が秘めれらているかも。
C世界の流れを知っておこう。
- やがて、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)が台頭する時代になる。
- 日本、アメリカ、EUの最大の脅威は、頭脳立国インドである。
- その後、発展途上国でも経済が成熟し、地球全体が富を配分する方向に進むようになる。
- 日本経済が落ち込むということは、他の国の経済が伸びるということ。地球規模で見ると当然のこと。
- だから、日本経済が多少沈む(他国が浮き上がる)のは、世界の流れの必然。
D日本の流れを知っておこう。
- 日本は、知的財産立国として、モノを売る国から知識を売る国へ変わりつつある。
- これからの社会のキーワードは「専門性」。オタクの時代?かも。
- ゆとり教育は世界の流れの逆路線。よって、近い将来必ず崩壊する。
- 格差社会は、今始まったことじゃなくて、実は昔からそうだった。しかし、今後、格差は確実に拡大する。
- 「学歴の時代」から「本物の時代」へなりつつある。自分を磨こう。
- これからの時代は、学歴よりも人柄が重要視されるようになる。
- 同世代だけでなく、すべての世代がライバルになる。
E求められる人材。「プラチナカラー」
- プラチナカラー=高いコミュニケーション能力+高い問題解決能力+基礎学力。今もこれからも求められる人材像のこと。
- +αとして専門性が求められている。この傾向は年々強まる。
F実は日本はすごい国。
- 日本は、あのアインシュタイン博士が心底愛した、美しい奇跡の国。
- 我々は神に感謝する。我々に日本という尊い国をつくっておいてくれたことを。(アインシュタインのことば)
- 世界の国々は、正しさの基準を日本に求めるようになるかも?
- 世界がイラク戦争へと向かう中、大半の日本人は「それは、おかしい」と思っていた。
- 阪神大震災で略奪行為が起きなかったのは、考えてみればすごいこと。他の国、例えばアメリカだったらどうなるか?
- この国に生まれた奇跡に感謝。
G長所は短所、短所は長所。
- 短所だと思っていた点が、実は長所でもある。つまり、長所と短所は諸刃の剣、表と裏みたいなもの。
例)
気が長い⇔グズ。優柔不断。
気が短い⇔行動力あり。決断が早い。
- 長所も短所もその人の個性。短所を気にしすぎて改めるようとするよりも、長所を伸ばす方がいいみたいだよ。
- 自分を変えるよりも、今の自分をどう生かすかを考えよう。
H進むべき道に迷ったなら、楽しそうな方を選ぶべし。
- 人生、大きな選択を迫られることが何度かある。その時、どうやって道を選択すべきか?幸せな道を選ぶコツがあるみたいだよ。
- 進むべき道に迷ったなら、楽しそうな方向へ進むべし。自分の直感を信じよう。
- 頭で考えて出た答え(損得勘定)は、大体「はずれ」なんだよ。
I夢→ ○将来かなえたい願望。 ×現実逃避の空想的な願い。
- 願いはかなう…「棒ほど願えば、針ほどかなう」中村天風さんのことば。
- 心の中で強く念じれば、夢はかなうもの。実は成績を上げるのだって同じこと。願いの強さと行動に比例して結果は決まるもの。
- ただし、現実逃避の空想的な願いは時間の無駄。それは寝てみる夢と同じもの。
J現在は過去の未来。現在は未来の過去。
- 現在の自分は、過去の自分の産物である。
- 未来の自分は、現在の自分の産物である。
- つまり、過去の自分が現在の自分を、現在の自分が未来の自分をつくっているということ。
- だから、自分の身の回りに起こるできごとは、常に必然でベストな結果。
K壁を乗り越える。失敗を恐れない。
- 失敗は、成功の種を包含している。
- 不思議なもので、壁は乗り越えない限り、逃げても同じ壁が永久に行く先々に現れる。
- 壁を乗り越えると、次のステージに進む。
- 目の前に現れる壁は、必ず今の自分が乗り越えられるレベルのもの。
- 壁は神様からの出題。壁を乗り越えると自分のレベルが上がる。
L幸せは四輪タイヤ。
- 頭に知識、心に栄養、お金の問題、仕事の問題。以上は車の四輪と同じ。どれか一つが大きく欠けたなら、人は必ず苦しくなるもの。
- 学校の勉強も大切だけれど、良い本をたくさん読むことが、実は一番効率の良い勉強。
- 四輪タイヤのバランスを、常に考えて生きて行こうね。ずっと応援しています。
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